『維新の嵐 幕末志士伝』
今まで私がプレイした中で一番印象に残っているゲームはコーエーが作ったプレイステーション用ソフト、『維新の嵐 幕末志士伝』です。

プレーヤーは坂本竜馬などの実在した人物になって諸国を漫遊し、論敵と議論を戦わせることで世論を誘導していくことができます。ゲーム開始当初はこちらは無名なのでほとんど誰からも相手にされないのですが、知名度が上がるにつれて藩主クラスの大物とも議論できるようになります。藩主ともなると影響力があるので、議論で打ち負かすことができれば藩の大勢を変えることができ、その時はそう快感を味わえました。

多くの登場キャラクターの中でインパクトがあったのは、西郷隆盛です。
彼だけはどうしても言い負かすことができず、逆にこちらの思想を変えられてしまったことが忘れられません。

カードバトル風の議論では、自分がどれだけ鮮度の高い話題を持っているかによって有利不利が決まってくるので、とても面白いです。ゲームというと一般的に強さによって敵と戦うものだという固定観念があったのですが、このような形で戦略を楽しむことができるというのは本当によく考えられていると思いました。

このゲームをプレイすることで、幕末の空気を呼吸していたかのような感覚にひたることができました。
ゲーム内容には当然ながら史実とは違う部分もあるのですが、それでもこのゲームは当時の歴史を学ぶのにも有効だと感じました。
私がプレイしたのは学校を卒業してからでしたが、学生時分にこのゲームに出会えていれば、歴史を身近に感じることができて日本史の成績ももっとよかったのではなかろうかと思わされました。

機会があればまた一度ゆっくりプレイしてみたい、私の記憶の中できらりと輝いているゲームです。