「超兄貴」
いつの時代にも、『早すぎた名作』というものがあります。それは時代が後年になってようやく一般的に認識されるものですが、「超兄貴」と呼ばれるゲーム作品もそんな『早すぎた名作』と呼ぶにふさわしい一品だと思います。
このゲームが発売されたのは1992年。今から21年も前です。『筋骨隆々のプレイヤーたちを操作して遊ぶシューティングゲーム』と書いてまず普通じゃないキワモノゲームと思われるでしょうが、実際当時もそういう扱いでした。しかしこの作品はゲームのBGMが非常に優れ、サウンドトラックがバカ売れしたのです。この一点が、ユーザーの記憶にこの作品を留め、時代への埋没を防いでくれたと書いても間違っていないと思います。
そして21世紀の10年代になってようやく世間が認知を始めたように私は感じています。それは日本国内の若年層〜中年層の間に『同性愛』などの『マイノリティー・セクシャル』を許容する(ネタにするという歪なものですが)意識が生まれたのが大きかったように思います。この作品は実は『ハードゲイ』を要素に取りこんでいる作品でもあるからです。これには動画サイトなどの爆発的普及も関係あるかもしれませんし、前述したこのゲームのBGMが所謂『音MAD』と呼ばれるのと同じ作り方をしていたことも、この作品がコアな支持を広げた一因だとも思います。
そして一番重要な要素は、この作品のデザインはキワモノですが、ゲーム性はかなりの王道に作られていており、大真面目でバカをやったゲームであることが、この作品が末永く評価をされる最大の要因だと思います。