「悪魔城ドラキュラ」
1991年にスーパーファミコンから発売された「悪魔城ドラキュラ」は、1986年から現在に足るまで続編が絶えることなく続いている「悪魔城シリーズ」と呼ばれる息の長いゲーム作品の一つですが、私は冒頭に書いた作品を一番人気に入れている作品です。この作品の雰囲気がとても良く、ゴシックホラーの味を最も醸し出していると思うからです。
この作品を含めたドラキュラシリーズは、続編が出る度に次第にスタイリッシュな演出を好むようになっており、ドラキュラという媒体の出すホラーの魅力が随分薄くなっているように、私は感じます。この作品の雰囲気はまず音楽にあります。この作品以外の作品がスタイリッシュ性を重視したテンポの良いBGMで占められているのに対して、本作のBGMはピアノやオルガンを中心とした控えめなものになっていて、その控えめさが、素朴さというか古典ホラーの雰囲気を十二分に演出しているのです。
もう一つはグラフィックによる演出でしょう。他の作品がスタイリッシュ重視のアクションに傾向しているのに対して、本作は背景のギミックの凝りようが重視されていて、『お化け屋敷』な雰囲気をゲームプレイを通して存分に楽しむことが出来るかと思います。
現在ではあまり見られなくなった独特の雰囲気を残す「悪魔城」あり、スーパーファミコンが作られなくなった現在ではバーチャルコンソールという形で購入ができるようなので、興味がある方は是非ともプレイして欲しいと思います。